平成30年11月30日 厚生労働省は、人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み、「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」について、愛称を「人生会議」に決定したと発表しました。また、11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日とすることも合わせて発表しました。(厚生労働省HP)
この愛称が親しまれることを期待します。
2040年頃まで、高齢者は増え続け、若者は減ります。高齢者の単身世帯や老老世帯も増えます。病院や介護施設が足りず、マンパワーも全く不足。このままでは、国の財政はひっ迫し、健康保険制度・介護保険制度がパンク寸前・・・。そこで、健康寿命を延ばしましょう、介護予防に努めましょう、そのための産業・ビジネスを育成しましょう、なるべく自宅で歳をとり最期を迎えましょう、そのために地域みんなで支え合いましょう、延命医療は、よくよく考えましょう・・・ということが、盛んに言われています。もっともな話ではあります。「人生会議」もこのような文脈の中に位置づけられていると思います。
自分にとって大切なもの(こと)は何か。何をあきらめ、何を守るか。それをみつけ、「これでいいのだ」と納得した選択ができるようになりたいと思っています。