平成30年5月30日

横須賀市のホームページ(https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp)に掲載されている4月17日付報道発表資料から一部抜粋しますと、同事業の概要は以下のとおりです。

「近年、ご本人が倒れた場合や亡くなった場合に、せっかく書いておいた終活ノートの保管場所や、お墓の所在地さえ分からなくなる事態が起きています。本市では、こうした“”終活関連情報“”を生前、ご登録いただき、万一の時、病院・消防・警察・福祉事務所や、本人が指定した方に開示し、本人の意思の実現を支援する事業を始めます。
安心した暮らしのために、多くの市民の方にご登録いただきたいと思います。」

登録できる内容(本人の意思で、追加・削除も含め自由に選択できます。)
(1)本人の氏名、本籍、住所、生年月日
(2)緊急連絡先
(3)支援事業所等
(4)かかりつけ医師やアレルギー等
(5)リビングウィルの保管場所・預け先
(6)エンディングノートの保管場所・預け先
(7)臓器提供意思
(8)葬儀や遺品整理の生前契約先
(9)遺言書の保管先と、その場所を開示する対象者の指定
(10)墓の所在地
(11)本人の自由登録事項

まず、終活で自分の意思を固めることが第一段階です。
次にエンディングノートや遺言書の存在を誰に託すかを考えなければいけません。
今回の事業では、横須賀市がその登録先になってくれるというのです。
画期的な取り組みだと思います。
5月28日付日経新聞の記事によると、「4月17日の事業発表後、市には5月24日までに市民から100件の問い合わせがあり、5件の登録に結びついた」とのことです。
今後、登録件数の推移、他の自治体への広がりなどを注視して行きたいと思います。